美容院に行くとホームカラーはしないでと言われた方、いらっしゃるかと思います。
そんなこと言われても…
「時間がない」
「染める頻度が多いので美容室で染めるのはいろいろと負担が大きい」
「染めたいときに染めたい」
…(売り上げのために言ってるんだろう)
などなど思うところはあるかもしれません
あくまで、髪のダメージを最小限にしたい、カラーをし続けたい、パーマ、ストレート、などほかのことも楽しみたい方への前提のお話ではありますが
正直にお伝えします。
ホームカラーは、「一度くらいなら大丈夫」というものではありません。
特に40代を過ぎてからは、その1回が頭皮環境を大きく崩すきっかけになることがあります。(個人差はございます)
年齢とともに、頭皮の皮脂分泌や水分保持力は確実に低下していきます。
そこにパワーの強いカラー剤を自己判断で使用し、十分なアフターケアができない状態が重なると、乾燥は一気に進行します。
そして問題なのは、「その場では分かりにくいこと」です。
一度乱れた頭皮環境はすぐには戻らず、徐々に
・乾燥
・かゆみ
・フケ
といったサインを繰り返しながら、少しずつ悪化していきます。
これを何度も繰り返した結果、40代に入った頃には
「髪が細くなる」「ボリュームが出ない」「抜け毛が増える」「表面だけ細かなくせになってくる」「髪1本1本が軽くなってきている」
といった形で、はっきりとした変化として現れてきます。
だからこそ、今の段階で止めてほしいのです。
サロンでのカラーは、薬剤の強さの調整、放置時間の見極め、そして施術後のケアまで含めて設計されています。
特に重要なのが、放置後の「乳化」と「すすぎ」です。
乳化によって薬剤をやさしく浮かせ、急激なpH変化を防ぎながら頭皮への負担を抑える。
その後、しっかりと水となじませてから丁寧にすすぐことで、残留を最小限に抑えます。
さらに、洗浄力がマイルドなシャンプーでの二度洗いと、トリートメントやヘッドスパによるカラーで失われた水分・油分の補給。
ここまで行って初めて、「カラー後の頭皮と髪を守る」という工程が成立します。
ホームカラーでは、この一連のケアを再現することはできません。
これから先の髪を守るために。
“今だけ染まればいい”という選択ではなく、数年後を見据えた選択をしてほしいと思っています。

